My Groove Your Move

〜偏愛的ディスクレビュー Ver.2〜


ジャズ、クラシック、ロック、ソウル、R&B。 ジャンルや新旧にとらわれず、おすすめ盤を紹介します。
2007/04/17//Tue. 03:47
HeavenHeaven
Jimmy Scott

Warner Bros. 1996-09-24
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 夜も更けてきているので、少しだけ。レヴューにはならないと思うけどあしからず。
 
 ジミー・スコットは「ホールディング・バック・ジ・イヤーズ」でかなり衝撃を受けた。レノンの「ジェラス・ガイ」やプリンスの「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー」をあれほどの深みと重さをもって歌えるということが信じられなかった。それに原曲が全くわからなくなるほどの編曲と歌い方。アルバム全体があまりに濃密なので異次元に引っ張られるところだった。

 以来、ジミー・スコットの盤は聴いていない。「ホールディング・・・」が凄すぎて他のアルバムを聴く気がしなかったのだ。

 「へヴン」というアルバムはゴスペル曲で固められているというのはあるサイトで知ったことだ。もう2年ほど前になる。2,3日前に中古屋に行ったら安かったので買ってみた。ゴスペルが聴きたかったのもあるが、曲目を見ると大好きな「ピープル・ゲット・レディ」やディランの「ホェン・ヒー・リターンズ」が入っていたというのも理由の一つだ。

 このアルバムは「ホールディング・・・」と違って爽やかで軽やかだ。全く重たさが感じられない。なおかつ深い。相変わらず原曲がわからないほどのアレンジと歌い回しが施されているが、爽やかであることに変わりはない。

 時折他の楽器が入ることもあるが基本的にはピアノだけをバックに歌っている。とても爽やかに、安らかに感じるのはそのせいだろうか。聴きながらすやすやと眠れそうな気がする。とても心が落ち着いてくる。

 この「ヘヴン」がジミー・スコットの最後のアルバムだと耳にしたが本当か。
 
 だとしたら何たる皮肉、何たる運命だろうか。
 
 合掌。

1. Heaven
2. All My Tears
3. Wayfarin' Stranger
4. People Get Ready
5. He Looked Beyond My Faults
6. When He Returns
7. What Are They Doing in Heaven Today?
8. Just as I Am
9. There's No Disappointment in Heaven


【訂正】

 よく調べてみたところ、ジミー・スコット氏は存命で現在でもクラブを中心として演奏活動を行っているようです(公式サイト参照下さい)。

 従って「ヘヴン」が最後のアルバムというのも誤りです。おまけに、私が愛聴していた「ホールディング・バック・ジ・イヤーズ」の2年前の作品であるとのこと。お詫びして訂正いたします。

 なお「ジミー・スコット音楽酔星」という日本のファン・サイトに素晴らしいディスコグラフィがありますので興味のある方は是非参照ください。アルバム毎に簡素な解説がついていて、購入ガイドにも最適です。

 最後に、指摘してくださったSonnyさん、ありがとうございました!

 2007/04/18 23:20 管理人 rollins1581


rollins1581さん、こんばんは。

>この「ヘヴン」がジミー・スコットの最後のアルバムだと耳にしたが本当か

これに関しては多分何かの勘違いだと思います。これ以降も日本制作をふくめ5,6枚は出ているんじゃないでしょうか。

ジミースコットがこんなに人気者になる日が来るなんて予想だにできませんでした。
それまでの彼はサボイ盤が少しは知られるぐらいで知る人ぞ知るといったカルトな存在でした。

彼の曲が映画で使用されてアメリカでブームになり、日本でもあっという間に評判になりましたね。

ただ、熱しやすく醒めやすいのが日本人の常で、さいしょは来日の度にチケットが取れないほどの大入りだったのに前回は空席が目立つ公演もあったと聞きます。

アメリカ本国ではどうなんでしょうね。

Sonny URL 2007/04/18//Wed. 04:08 [編集]


こんにちわ。
実を言うとJimmy Scottと言う方の事、全く頭の中に有りません。多分一度も耳にした事がないのだと思います。
ポップスの解釈の仕方と言うのはジャズにとって永遠のテーマだと思います。しかし最近はポップスのジャズっぽい演奏ばかり目立っているような気がします。
最近Ben Sidranのアルバムを斜めに聴いたりしています。AORとかFusionと呼ばれる音楽以降のJAZZの在り方に少々興味をもったもので。ただ、最近録音されたアルバムを買うと言う事までは興味が進んでいないようで、相変わらず古い録音を聴いています。

falso URL 2007/04/18//Wed. 22:03 [編集]


Sonnyさんへ

 ご指摘ありがとうございました。他人の言うことを鵜呑みにするとこうなってしまうんですよね。どこぞの宣伝文句ではありませんが、「ちゃんと確認」しないといけませんね。ちなみに私は年齢詐称はしてません(笑)。ぼかしてはいますけれども(笑)。

 彼が有名になったきっかけは映画であることは小耳に挟んでいたのですが、私が好きになったきっかけはラジオから流れてきた彼の声でした。しかも自分の好みの曲を男とも女ともつかぬ摩訶不思議な声で歌われて、一瞬で心が奪われてしまいました。その曲が「ホールディング・・・」に入っていたというわけです。

 記事の訂正の個所でも書いた「ジミー・スコット音楽酔星」には2006年の来日公演のお知らせが出ていたので、運がよければ今年もきてくれるかもしれまんね。ただ、ブルーノート東京なんかはチケットが高いんですよね〜。チケット代、ためておきましょうかね(笑)

 アメリカ本国では細々と(?)演奏しているみたいですよ〜。


rollins1581 URL 2007/04/18//Wed. 23:48 [編集]


falsoさんへ
 ジミー・スコットに関しては、訂正記事に記載したファン・サイト(公式・非公式)をご覧いただければ幸いです。
 スコットの歌い方は独特です(というか、これが本来のジャズ・シンガーとしての歌い方なのかもしれません)。
 歌詞を咀嚼し、自分の身体に染み込ませ、歌に魂を吹き込んだ上で自由にメロディを変えて歌うのです(かろうじてサビの部分が残っている程度)。だから知っている曲でも途中まで気付かず、やっと終わり頃になって「え?これってあの曲じゃない?」と気付くのです。

 ただ、ジミー・スコットって基本的に重たいです(笑)その点ニーナ・シモンに似ています。男か女かわからないような妙な声という点でも共通していますね。



rollins1581 URL 2007/04/19//Thu. 00:23 [編集]










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    Author:rollins1581
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     好きな音楽を聴いているうちに様々なジャンルを聴いていることに気づきました。最近はジャズが中心ですが、かなり節操ありません(笑)。どちらかというと最近の音楽よりも昔の音楽が好みです(80年代以前)。HNはソニー・ロリンズの「ヴィレッジ・ヴァンガードの夜」からとりました。

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