
このアルバムは、15年位前に聴いたきりでほとんど内容も記憶にないのでどうこう言えないのですが、ここまで書かれるとむしろ聴いてみたくなりますね。(笑)
>このアルバムを取り巻く世評
個人的にこれにあたるのが、コルトレーンのバーラード集と、ロックだったらビートルズのサージェント・ペパーズ。
でも、どちらもずっと聴いてないので、今聴き直したらあっさり翻る可能性もあります。(笑)
特にコルトレーンの方は。
piouhgd URL 2006/06/05//Mon. 09:36 [編集]

とうとう書いちゃいましたね...
私も、「サキ・コロ」は好きなアルバムではありますが、それは、「サキ・コロ」以外の愛すべきアルバムたちと同じように好きだと言うだけで、このアルバムが特別抜きん出た存在であると言う意識はあまりありませんね~
ジャズの聴き始めで、どこから聴いて良いか分からない人などが、名盤ガイドなどを足がかりに、いわゆる「名盤」から入っていくのはいいと思いますが、その場合でも、書かれている記述を盲目的に信頼せずに、自分の耳でまず内容を判断して欲しいと思っています。
そのアルバムを聴いてみて、自分がどう感じたのかが一番大切なことだと思います。
なので、最初は余計な予備知識(国内盤などに入っているライナーなど)も一切頭に入れずに聴くのが、正しいアルバムの聴き方だと私は思ってます。
「サキ・コロ」の看板曲「セント・トーマス」なども、完璧な演奏みたいによく書かれていますが、ロリンズのソロパートの頭の部分などは、結構危なっかしい演奏だと私は思っています(モールス信号出てます)。
だからといって、ロリンズのソロが悪いと訳では決してなく、そういう状態から見事に持ち直した結果、あの曲が出来上がったと言うところまで理解した上で「名盤」だと言って欲しいんです。
自分が楽しむためにジャズを聴いている訳ですから、自分が良いと思えれば、本でボロクソな評価をされててもいいじゃないですか。
あまり周りの評価に惑わされないで、自分の耳を信じましょう。
turu URL 2006/06/05//Mon. 16:32 [編集]

rollins1581さんがおっしゃる通り
「誰もが認める」・・・って悪い言葉ですよね。
それを使うことによって免罪符っというか・・・。これ聴けば何でもO.K、みたいなの。
私も苦手で、そういう言葉が帯にあると躊躇します。ネット等でさわりだけでも試聴できる昨今だと特に一度は自分で聴いてみた上で考えます。
Saxophone Colossus"全体を聴いて自分なりに感じた人がどれだけいるんでしょうかね。こと権威に弱いこの国では。
とは言ったものの、私も風評に流されず自分の感性で評価した事のある音楽がどれだけあるか、かなり疑問ですが・・・。
MONTALさん URL 2006/06/05//Mon. 18:21 [編集]

こんにちわ。
今聴きながら書いています(笑)。このチャンスをいただいた事にまずは感謝を。
音楽の受け取り方は個人差は勿論の事時代差も大きいような気がします。
これほどメロディとリズムが氾濫している現在とこのアルバムへの反応は全く違ってもおかしくないと思います。
「誰もが認める大名盤」かぁ、確かに面白くない言葉ですね(笑)。
St. Thomasのテーマになっているメロディは今もあまり好きでは有りませんが、やはり凄い演奏だと思います。You Don't Know What Love Isも甘いかな。Strode Rode以降もそんな部分がちょっと気になります。
で、それらを凌駕する骨太の演奏で、今の私は嫌いとは言えないアルバムです。
特にStrode Rodeは好きって言っちゃおうかな(笑)。
falso URL 2006/06/05//Mon. 19:46 [編集]

piouhgdさんへ
>ここまで書かれるとむしろ聴いてみたくなりますね。(笑)
意外とすんなり気に入ったりするかもしれませんね(笑)
>コルトレーンのバーラード集と、ロックだったらビートルズの
>サージェント・ペパーズ。
そういえばそうですね、この2枚。
トレーンの「バラード」というアルバムそのものは
もう20年くらい聴いていませんが、「コルトレーン・フォー・ラヴァ-ズ」
というインパルス時代の編集盤はたまに聴きます。
(安易な編集盤と受け取られがちですが、いい選曲なので私は好きです)
プレステッジ時代のバラードと違って、ちょっと深みが増している気がします。
ちょうどコルトレーンにはまっているpiouhgdさんなら、
両方ともきっと気に入ると思いますよ。
(あれ、以前もどこかで同じことを書いたような気が…思い違いかな?)
「ペパーズ」は突然思い出したように聴きたくなるときがあります。
といっても最初の2曲と最後の2曲だけですが(笑)
turuさんへ
とうとう書いてしまいました…
turuさんのおっしゃるように、「書かれている記述を盲目的に信頼せずに」というのが一番重要だと思いました。ガイドブックに頼らざるを得ない場合もあると思いますので、そういう場合は全部を信用せず参考程度にとどめるのがいいかな、と。人が名盤といったからといって自分がいいと思うとは限りませんので。ガイドブックは購入の参考にたまに読みますが、ライナー・ノーツを読みたい場合は聴いた後に読むようにしています。
>そのアルバムを聴いてみて、自分がどう感じたのかが一番大切なことだと思います。
これはホント、同感です。
>結構危なっかしい演奏だと私は思っています(モールス信号出てます)。
あ、出てますね(笑)。聴き直して分かりました。
turuさんの指摘があって考えたのですが、ロリンズはテーマを吹き終わった直後、
次にどんなフレーズを吹くかを考えあぐねていたのかな、と思いました。
唸るようにモールス信号出しながら考えて、ひらめいて、その結果、
ああいうソロ展開になったのかな、と。turuさんの指摘で、逆に面白く聴けます。
あと何度か、聴き直してみます。
>あまり周りの評価に惑わされないで、自分の耳を信じましょう。
そうですね。おっしゃるとおりです。私は自分の耳を信じていたつもりでいたのですが、
惑わされてしまいました。ちょっと反省です。
ほとぼりが冷めたら、無心になって「サキ・コロ」を聴いてみたいと思います。
MONTALさん
>免罪符っというか・・・
そうそう、免罪符みたいですよね。それを言えば通ってしまう、というような。
>Saxophone Colossus"全体を聴いて自分なりに感じた人がどれだけいるんでしょうかね。
これだけ有名な盤ですから、ほとんどいないんじゃないでしょうかね。
>風評に流されず自分の感性で評価した事のある音楽がどれだけあるか
これについては私も耳が痛いです(笑)。ブログを書くようになってからはできるだけ
自分の感性で評価しようと努力してはいるのですが、知らないうちに感化されている
場合もあるので。
falsoさんへ
>時代差も大きいような気がします。
「サキコロ」をリアルタイムで聴いた人とは全然違うでしょうしね。
ただ、アマゾンのカスタマーレビューを見ていて感じましたが、未だに
多くの人(恐らく若い人が大半を占めると思います)が絶賛しているので、
これは一体なんなんだろう、と思います。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/B000000YG5/ref=cm_cr_dp_2_1/
>今の私は嫌いとは言えないアルバムです。
うーん、私はどうもまだ「好き」といえないんですよね。
もう少し時間がたてば「好き」といえそうな気がするんですが……
>特にStrode Rodeは好きって言っちゃおうかな(笑)。
いや、「かな」じゃなくて、言ってください!(笑)
rollins1581 URL 2006/06/06//Tue. 01:18 [編集]

なんだか盛り上がってますね。(笑)
>以前もどこかで同じことを書いたような気が
いや、気のせいではないです。
コメント書いた後、自分でも気付きました。(笑)
で、このアルバムについてじゃなくて、恐縮ですが、何となく近いことを考えてみたのでTBしてみました。
たいしたことじゃないですけどね。
よろしくお願いします。
piouhgd URL 2006/06/07//Wed. 00:29 [編集]

piouhgdさんへ
>コメント書いた後、自分でも気付きました。(笑)
私も以前の記事をちらほら探したら、「あ、ここだ」というのが
わかりました(笑)
>で、このアルバムについてじゃなくて、恐縮ですが、
>何となく近いことを考えてみたのでTBしてみました。
ありがとうございます。お伺いします!
rollins1581 URL 2006/06/07//Wed. 23:19 [編集]

>>インターネット上でこの曲を取り上げている人は俺を含めて3人しか見たことがない。
僕、はいってるよね!?
いれてなかったらグレるよ。
Monk URL 2006/06/11//Sun. 15:50 [編集]


興味深く拝読させていただきました。
そうですね、私もジャズに限らず世界中のリスナーすべての人に名曲といわせしめる楽曲があるかといえば疑問です。
地域的時代背景、民族的な文化や個々の嗜好などなど様々ですからね。
日本や東アジアとアフリカ・ヨーロッパ諸国・中央アジアなど根底からリズムやフレーズなどウケる温度差などがあるかもしれませんね。
私も好きなJポップなどありますが、やはり滝廉太郎・古賀メロディの影響を未だに感じています。(演歌も大好きです)
思うに、
もしも仮に一曲の楽曲に対して100人が100人すべて共通の感性を共有し愛聴できうる名曲ができたとしたらなら非常に危険な名曲かもしれませんね。ファッショ?
チャンスがあれば、また閲覧させていただきます。
びんご URL 2007/09/05//Wed. 04:00 [編集]

びんごさん、私のブログの古い記事にコメント投稿していただきありがとうございます。
>もしも仮に一曲の楽曲に対して100人が100人すべて
>共通の感性を共有し愛聴できうる名曲
北××の国歌だったりして(笑)でもそんな曲はありえませんよ。
それこそファッショだと思います(いや、冗談でなしに)。
だから私は「誰もが認める大名盤」などという言葉が大嫌いですし、
そういう言葉を使う人間は信用できないのです。
...私って辛口ですかね...
こんな私のブログですが、たまに更新しますので、是非遊びに来てください。
今後とも宜しくお願いします。
rollins1581 URL 2007/09/06//Thu. 22:56 [編集]

こんばんは。
随分と時間が経ってしまいましたが、聴いてみました。
で、なんか結構気に入っちゃいました、このアルバム。(笑)
一般的な評価がどうなのかってのは判断しかねるところですが、少なくとも楽しいアルバムだな、と思いました。
まあ、自分が聴いて楽しめるのが一番ですからね~。
piouhgd URL 2008/04/02//Wed. 22:47 [編集]

piouhgdさんへ
気に入りました?よかったです。
私も一般的な評価を気にせず先入観無しに聴けばかなり気に入っていたかもしれません。
これからそっちに行きます~!
rollins1581 URL 2008/04/03//Thu. 20:12 [編集]

trackback_url